災害ボランティアセンター 平常時の備え

(1)人材育成・訓練

研修会や訓練等を実施し、人材の育成に努めます。
 災害時に求められる住民一人ひとりの 「自助」「共助」の力を高めることができるよう、災害VCとして普段から地域住民とともに「防災」、「減災」、「災害ボランティア」に関する学びや訓練を積み重ねていくことが大切です。

職員向け
 ・災害ボランティアセンター設置・運営訓練
 ・災害ボランティアセンターマッチングシミュレーションゲーム
   ・支援を活かす地域力ワークショップ
   ・避難所運営研修
   ・被災地派遣

住民向け
  ・災害ボランティア入門講座
  ・災害ボランティアリーダートレーニング

(2)町内外の団体との関係の構築

 災害に備え町内外の関係機関・団体との協力体制の構築等に努める。
 災害時は、様々な団体、企業、機関が被災者支援を行います。また、地元には、多種多様な活動を行う人や団体があります。“災害”や“防災”をキーワードに日ごろから”顔の見える”関係を構築することは、迅速な対応を求められる被災者支援に大きな力を発揮します。運営委員会や加盟団体・登録団体という形式をとるなどネットワークづくりが求められます。どんな団体・企業・機関があるのか?また、その団体と日ごろどんなつながりができるのか?お互いが災害時に協力できることを話し合っておくことや、一緒に訓練や研修を企画実施することなども、平常時にできる大切な役割です。
 社協と行政あるいは企業、各種団体等との「災害時の協定締結」が進められています。特に公の機関については、協定があることによって支援が迅速に行えることもあり、有効に機能した例もありました。

   ・奥多摩町
   ・奥多摩町自治会連合会
   ・民生委員・児童委員
   ・福祉施設
   ・登録ボランティア
   ・西多摩ブロック 社会福祉協議会
   ・東京都社会福祉協議会
   ・青梅青年会議所

(3)必要な資器材の確保

災害ボランティアセンター開設に必要な備品及びボランティア活動に必要な資器材を揃える。
※10組・50人・60日間を目安に必要な準備を進めます。

地震の特徴と必要な資器材

●水害と比較して、インフラ被害も大きく、家屋被害も大きい。
●復旧作業活動から避難生活支援、コミュニティ支援など幅広い活動が求められ、活動期間が長期にわたる傾向がある。
●ボランティア数は最終的に数万人に及ぶこともあるが、一日あたりの活動者数は水害と比較して少なめ(最大で数百人程度)。
●被害形態が多様なため、資器材の数は多くなくても、様々な種類を用意する必要がある。

品  目備  考
一輪車資器材・ガレキ運搬
スコップ(剣型) 
スコップ(角型) 
レーキガレキを集める、整地する
ほうき 
てみ 
ちりとり 
土のう袋屋根にはUⅤが好ましい
土のうホルダー土のう作りの補助
ペンチ鉄筋の切断など
金のこぎり鉄筋の切断など(替え刃多め)
大ハンマーブロックの解体など
バール床や柱はがし、釘を抜く
のこぎり木材の解体など
ブルーシート     雨漏り対策、床の養生など
ロープ 
ゴミ袋 
ヘルメット 
安全靴※個人で用意
踏抜防止インソール 
防塵マスク 
ゴーグル 
手袋(革) 
手袋(軍手) 
タオル 
消毒薬 

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